設立趣旨
欧米などで交通事故の減少などの導入効果が報告されているラウンドアバウトは、平成26年(2014年)9月1日の改正道路交通法の施 行により、日本でも環状交差点として位置づけられ、今後の本格的な整備がきたいされるところです。このようなことから、趣旨に賛同する地方公共団体が結束し、様々な知見を持つ学識経験者等と整備事例、課題、効果の共有を図りながら、その有効性の発信を行うことを目的に平成26年(2014年)9月に設立されました。
活動内容について
協議会では、ラウンドアバウトに関する整備事例、課題及び効果を共有し、その有効性を発信していきます。また、警察庁や国土交通省に対して交通方法の周知支援やラウンドアバウト整備に関する技術的支援などの要望活動を行っています。
令和5年度活動内容
定期総会
- 日時:令和5年5月19日(金曜日)午後1時から
- 会場:日本道路協会(尚友会館:東京都千代田区霞ヶ関3-3-1)
令和5年度は全国13市町で普及活動を実施しております。また、令和5年度の役員として協議会長に髙木典雄(たかきのりお)うきは市長、副会長に工藤昇(くどうのぼる)上ノ国町長(北海道)、木野隆之(きのたかゆき)輪之内町長(岐阜県)、佐藤健(さとうたけし)飯田市長(長野県)が就任しました。
要望活動
警察庁及び国土交通省にラウンドアバウト整備に関する技術的支援や予算措置、有効性の発信や安全指導の支援などについて要望活動をおこないました。
- 日時:令和5年5月19日(金曜日)
- 要望先:警察庁、国土交通省
研修会の開催
岐阜県多治見市において「ラウンドアバウトサミットin多治見」が令和6年11月7日・8日の日程で開催される予定です。
ラウンドアバウトは、交通事故の減少、災害時の有用性などが認められており、多くの自治体で導入が検討されています。このようなことから、ラウンドアバウトに関する最近の動向や話題について情報発信するとともに、整備事例の紹介や意見交換を行い、より一層の普及を目的として2年に1度開催しています。
・令和4年10月27日・28日に開催された「ラウンドアバウトサミットin長井」(山形県長井市)の様子
協議会参加自治体
・北海道上ノ国町 ・山形県村山市 ・山形県長井市 ・長野県飯田市 ・長野県須坂市 ・長野県軽井沢町
・岐阜県多治見市 ・岐阜県輪之内町 ・静岡県焼津市 ・愛知県一宮市 ・滋賀県守山市 ・福岡県うきは市
・沖縄県糸満市
ラウンドアバウトデータベース
日本におけるラウンドアバウトの導入実績を広く一般に知っていただくことを目的に、(公財)国際交通安全学会の研究調査プロジェクト2220「データベース整備に基づいた日本のラウンドアバウトの実態と事例情報の発信」の研究成果をもとにデータベースが作成され、Web公開されています。国内の導入事例が閲覧可能となっていますので、是非ご覧ください。
・日本のラウンドアバウトデータベース(外部リンク)