食物繊維のはなし

食物繊維って知っていますか？

食物繊維はすべての年代で摂取不足が指摘されています。

主に、穀類・野菜類・豆類・海藻類・イモ類・きのこ類・切り干し大根や干ししいたけなどの乾物に含まれています。

食物繊維の役割

食物繊維は、消化・吸収の過程で膨張し食べ物を胃の中で長く留め、消化・吸収に時間がかかります。

そのため満腹感が得られ、食欲を抑えてくれます。

体重管理をしたい方におすすめです。

次に血糖値を上げにくくします。

食物繊維は、粘性が強く余分な糖を絡めとってくれます。

また、糖質の吸収を穏やかにしてくれるため、急激な血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあります。

血糖値が気になる方におすすめです。

最後に脂肪の蓄積を抑えてくれます。

食物繊維が腸内細菌のエサになり、善玉菌が増えることで短鎖脂肪酸が生成されます。

生成された短鎖脂肪酸には、脂肪細胞が脂肪をため込むのを防ぐ働きがあります。内臓脂肪や脂質異常が気になる方におすすめです。

そのほかにも、腸内環境を整え、便通の促進をします。

食物繊維は主に野菜からとれます。

野菜の１日の摂取目安量は「350ｇ」です。

しかし、多くの人が野菜の摂取量が不足しています。野菜を350ｇ摂ってもエネルギー量は「約80kcal」しかありません。

食物繊維が豊富に含まれる野菜には「ごぼう」「れんこん」「ブロッコリー」「かぼちゃ」「オクラ」などがあります。

旬の野菜は栄養価も高く取り入れやすいです。

ちなみに、野菜ジュースで１日分の野菜を補おうとすると、食物繊維は少なくなってしまううえに、砂糖も多く含まれているため注意が必要です。

野菜350ｇは、小鉢で例えると5・6皿分です。

普段の食事に野菜やきのこ、海藻類などをプラス1品し、生活習慣病を予防しましょう。

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