血圧のはなし(4)~減塩に取り組もう~
1日の食塩摂取目安量は?
1日の食塩摂取目安量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満です。
また、高血圧の方であれば、6g未満が望ましいとされています。
その中で日本人の食塩摂取量の平均値は、9.8gです。
ほとんどの人は、目安よりも多い食塩を摂取している状況があります。
ご自身はどのくらい摂取されているでしょうか。
食塩の取りすぎは、血液量の増加につながり高血圧の要因になります。
減塩に取り組むと、1週間から1か月ほどで血圧の低下が期待できるといわれています。
血圧を気にしている方は、減塩に取り組むことが重要です。
減塩のポイント
減塩のポイントは三つあります。
ひとつは、塩分を多く含む食品に注意することです。
梅干しや漬物、練り製品、加工肉食品等には塩分が多く含まれています。
まずは、普段ご自身が食べている食品に含まれている塩分量を確認してみましょう。
塩分が多い食品は、食べ過ぎないように注意が必要です。
ふたつめは、食べ方の工夫をすることです。
例えば、食パン(6枚切り)の1枚には、約0.7gの食塩が含まれています。
主食を食パンからご飯に変えれば、ご飯に食塩は含まれないので減塩ができます。
ただ、同じご飯でも、お寿司や丼ものには塩分が多く含まますのでご注意ください。
味噌汁1杯には、約1.5gの食塩が含まれています。
塩分は汁に多く含まれますので、具だくさんにすることで、汁の量が減って減塩ができます。
カップラーメン(100g)には、約5.8gの食塩が含まれています。
塩分は汁に多く含まれますので、汁を残すことで減塩ができます。
減塩食品を利用することもおすすめです。
味噌や醤油などの調味料、カップラーメンやお菓子など、いろいろな種類の減塩食品がスーパーで販売されています。
ふたつめは、野菜をしっかり摂ることです。
野菜に含まれるカリウムには、体内の塩分を尿と一緒に排泄する効果があります。
野菜の1日の摂取目安量は350gです。
毎日、小皿5~6皿分の野菜を摂取できるように意識をしましょう。
塩分の多い食品を意識して食べる回数を減らすことで、効果的な減塩ができます。
また、野菜をしっかり摂取することが大事です。
まずは、今の食事に「野菜毎日プラス1皿」から意識しましょう。
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