血圧のはなし(3)~肥満と高血圧の関係~
肥満は高血圧のリスク
肥満者では、肥満でない人に比べて、高血圧の頻度が高くなります。
福岡県国民健康保険団体連合会より平成26年度に提供されたデータから、とBMIと160/100mmHg以上の高血圧の方の関係を現すと、普通体重の人と比較して、高度肥満の方ほど高血圧である人が多いことがわかります。
BMI値が高いことは、明らかな高血圧発症のリスクです。
肥満度を確認してみよう
ご自身の肥満度を確認してみましょう。
肥満度はBMIと言います。
BMI(肥満度)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
ご自身の体重と身長を当てはめて計算をしてみましょう。
例えば、体重が60kg、身長が160cmの方であれば、60(kg)÷1.6(m)÷1.6(m)=BMI 23となります。
BMI(肥満度)がわかったら、下の表をみて、ご自身の体型はどこにあてはまるのか、確認してみてください。
BMI25以上は肥満に分類されます。
肥満に分類された方は、現在の体重から3~6か月で3%(60kgであれば1.8kg)の減量を目指すと、血液データの改善が期待されます。
まずは、3%の体重を減らせるように頑張ってみましょう。
減量のポイント
一か月で体重を1kg落とすためには、7000kcal÷30日間=約233kcal/日相当を減らす必要があります。
減量には、二つのポイントがあります。
ひとつは食事です。
間食や夜食の量を見直してみましょう。
メロンパン1個が約300kcal、ジュース500mlが約200kcalです。
これらを日常的に食べている方は、食べる頻度や量を減らすことで、目標のエネルギーを減らすことができます。
ふたつめは運動です。
いつもの生活活動に、負荷をかけることを意識してみましょう。
何気なく歩いているところを、大股で歩くと+40kcal、歯磨き中のかかと上げで+30kcalを消費することができます。
日頃、時間がなくて運動ができない方でも、日常で何気なく過ごしている時に意識してみてください。
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