血圧とは

血圧とは、心臓から全身で送りだされた血液が血管の壁を押すときの圧力のことです。心臓が縮んだり、広がったりすることで発生します。

血圧の値は、心臓から押し出される血液の量（心拍出量）と、血管の収縮の程度やしなやかさ（血管抵抗）によって決まります。

血圧は２種類あります。

一般的に上の血圧とよばれるものが、収縮期血圧です。

心臓が血液を全身に送り出すときの血圧で、心臓が収縮し、血管にもっとも強い圧力がかかっているときの値です。

一般的に下の血圧と呼ばれるものが、拡張期血圧です。

全身から戻った血液が心臓にたまり、心臓が拡張した時の血圧で、心臓が拡張しているときに、血管にかかっている圧力の値です。

高血圧とは

高血圧は、日本でもっとも患者数の多い生活習慣病といわれています。

ほかの病気の引き金になる可能性の高い病気です。

しかし、高血圧のほとんどの人に自覚症状がありません。

高血圧は、血圧の値で判断されるため、自分の血圧の値を知っておくことが重要です。

血圧は２４時間変動しており、気温や体調、運動、食事、ストレスで変動します。

測定する環境にも左右されるため、測定方法における高血圧の基準値があります。

診察時に測定する診察時血圧より、家庭で測定する家庭血圧のほうが信頼性が高く優先されます。

脳卒中、心臓病、腎不全などの生活習慣病になる前に、まずは自分の血圧を測定してみてください。

家庭血圧を測定して記録し、自分の血圧を把握することが重要です。

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