二十歳の集い代表のあいさつをする伊藤敦美さん
本日は、私たちのためにこのような素晴らしい式典を開催してくださり、誠にありがとうございます。 また、 お祝いと激励の言葉をいただきました市長様、 そして、 お忙しい中ご臨席いただきました来賓の皆様方に、感謝申し上げます。
この20年間を振り返ってみると、とてもあっという間に感じます。 小学2年生の時、うきは市に引っ越してきて、不安でいっぱいだった私を温かく迎え入れてくれた友人。 中学生になって、部活動も始まり、環境が大きく変わった中、 私のしたいこと・やりたいことを全力でサポートしてくださった先生方。 たくさんの方々のおかげで、 二十歳(はたち)を迎えることができました。
私の家は母子家庭です。20年間、 何不自由なく過ごせたとは言えません。 ですが、 小さい時から今まで、 どんなときも一緒に過ごしてきた姉がいたからこそ、 今の私がいます。 母の病気が見つかり不安で一人で泣いた時、私にやさしく寄り添ってくれた姉。学校であったことやいろいろな悩みも、 なんでも聞いてくれる親友のようなたった一人の姉。そして かけがえのない家族を生んでくれた母親にも感謝しています。
私は現在、管理栄養士を目指して大学に通っています。 将来は、ここうきは市で、病気の方だけでなく、様々な年齢や職業の方など、一人一人に合わせた栄養管理ができる管理栄養士になりたいです。そして、今まで自分が助けてもらった分、 少しでも社会に恩返しをしたいと思っています。
これから先、私たちにはそれぞれの人生があります。 おかれている立場は違いますが、それぞれが自身の目標に向けて一歩一歩歩み続けている最中です。もしつまずいたときは、ここにいる仲間の顔、この場に送り出してくれた家族の顔を思い出してください。 そして、もう一度前を向いて共に歩みを進めていきましょう。
私たちはまだまだ未熟です。 どうかこれからも温かい目で今後とも皆様方のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
二十歳の集い代表 伊藤 敦美