≪Part.1≫
日本においては、その位置、地形、地質、気象などの自然的条件から、昔から数多くの自然災害に見舞われてきました。そして、被害を受ける度に、私たちの先人は、その時の様子や教訓を石碑や古文書に記し、後世の私たちに遺してくれました。
◆大村復興碑(大村天満宮)
◆大水害記念碑(朝田天満宮)
過去の災害は必ず繰り返すと言われています。石碑や古文書に遺された記録から、過去の災害について学び、日頃から防災意識を高め、災害に備えるとともに、教訓を語り継ぐため、『災害は歴史に学び逃げ遅れゼロ』の冊子を作成いたしました。(※この取り組みは一般財団法人北部九州河川利用協会の支援を受けています。)
災害は歴史に学ぶ(PDF:14.46メガバイト)
≪Part.2≫
私たちの先人は、過去の災害を後世に遺すため、石碑などに大切なメッセージを残してくれています。しかしながら、時が経過するにつれ、表面の摩耗や苔の繁殖により、文字が判別できなくなり、その多くが忘れ去られてしまいます。それら風化しつつあるメッセージを蘇らせるため、ひかり拓本(ひかり拓本データベース(外部リンク)の技術を使い、文字を解読するとともに、ハザードマップを組み合わせ、地域特有の危険性についてまとめた「災害は歴史に学び逃げ遅れゼロPart.2」を新たに発行しました。
ひかり拓本により蘇る碑文(大村復興碑)
ハザードマップから読み解く洪水被害(平面図)
ハザードマップから読み解く洪水被害(立体図)
※この取り組みは一般財団法人北部九州河川利用協会の支援を受けています。
(参考)
国土交通省国土地理院では、過去に起きた津波や洪水などの自然災害の情報を伝える石碑やモニュメントを地図データとして提供しています。
自然災害伝承碑(https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi.html)
災害伝承から防災へ 享保5年7月九州北部豪雨(外部リンク) ~福岡県筑後地方 耳納山地土石流災害の記録~