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ひと コト 紹介( 男女共同参画センターだんだん )

最終更新日:


市内で活躍するロールモデルの紹介

「ロールモデル」とは、自分にとって、具体的な行動や考え方の模範となる人物のことです。

人は誰でも無意識のうちに「あの人のようになりたい」というロールモデルを選び、その影響を受けながら成長するといわれます。

うきは市内で活躍するロールモデルを紹介します。

子育て中のお母さんを全力で応援しています!

当センターには、センター講座受講者、子育てサポーター、学識経験者等からなるセンター運営委員会という組織があり、年に2回、6名の方にお集まりいただき、事業内容を審議していただいています。今回は、現在、センター運営委員会の委員長を務めていただいている、吉野 幸恵(よしの ゆきえ)さんにお話を伺いました。

吉野さんのプロフィールを教えてください。

吉野さん

15歳の時に家族と共にうきは市に引っ越してきて、地元の高校に入学し、高校卒業後は、県外に出ました。大学では、観光学を専門で学び、子どもが大好きだったので、障がいを持つ子どもさんをお預かりするボランティアサークルに入ったり、塾で講師のアルバイトもしました。教員を目指すことも考えましたが、塾での経験で現実を知り、教職には就きませんでした。25歳の時に、突然、母を乳がんで亡くし、一人になってしまった父と生活するために、旅行会社を退職し、うきは市に戻ってきました。その後、市外出身の夫との縁があり結婚し、現在は、私の実家に、父と夫と子ども2人の5人で暮らしています。初めての子どもを育てる時、実母が不在で、義母も遠くに住んでいたため、とても心細かったのですが、検診の際に、市に様々な子育てのサポートがあることを知り、たくさん利用させていただきました。

初めて受講したセンターの講座は何ですか?
「ママのためのリフレッシュ講座」です。託児があり、子どもは、子育てサポート菜の花さんがみてくださるので、安心して受講することができました。移住の方、一人目で不安なママ、同居の方、核家族の方、転勤で不安を抱える方等、いろいろな立場、年齢層の方々が集まり、子育て期の不安感を皆で共有しつつ、楽しく学ぶことができました。この時に知り合ったママ友たちとは、6~7年経った今でも繋がっているほど、大切な存在となっています。その後、「保育サービス講習会」「子育て支援研修」「ベビーシッター養成講座」「みんなで考える男女共同参画 児童虐待と里親制度」等、興味がある内容の講座に積極的に参加しました。

子どものことがテーマとなった講座を多く受講されていますね。

講座のテキスト

先程もお話ししましたが、元々子ども好きだったこともありますが、子育て中だからこそ、やはり子どものことに一番関心があります。私は元々探求心が強く、気になったことは自分の気が済むまで調べて実行するタイプです。もしかしたら、新聞記者やレポーターが天職だったかもしれません。行動する時、家族には「潜入してくる。」といつも言っています。子どもに関するボランティアをしたり、講座を受けたりなど、2人の子どもを育てている″当事者”だからこそ、「潜入する」ことで、課題や疑問を、周りの方々の声から肌で感じることができるからです。現在、仕事の傍ら、センターの講座を受けたり、休日や隙間時間を利用して、見守り会員に登録しているファミリーサポートセンターからの依頼を受け、産前産後のママのお子さんの送迎や預かりを行っています。サポート後のママたちからの助かったという声や笑顔と、子どもたちの屈託のない笑顔に癒され、やりがいを感じています。うきはっ子応援隊(学校支援・地域支援)にも登録しており、学校現場で、先生方の多忙さを、まさに体感し、教員の方々の労働環境の問題や、学童保育所の支援員さんの不足問題も知りました。来年度は下の子どもが小学校に上がるのですが、子どもの学童保育所の保護者として、

託児をする子どもたち

何ができるかを模索したいと考えています。私は行動をする時は必ず、困っている方(保護者、子どもたち)と、支援する側(市役所、教員、保育士、支援員等)双方の話をよく聞くように心がけています。それは、自分自身が何もかも初めてで、何もわからず不安がいっぱいだった子育ての時期を経験し、その時に「大丈夫。心配しないで。」と菜の花さんや周りの方々に助けていただいた経験があったからです。サポートしてくださった皆さんへの恩返しとして、今度は、自分が、子育てママや働くママの役に立ちたいと思い、子どもに関する講座を受講し、知識を得て、行動しています。子ども食堂や子どもたちの学習支援、読み聞かせボランティアにも興味があり、今後、意欲的に学びを深めていきたいと思っています。

子育てに悩むママへ伝えたいことはありますか。

悩みを一人で決して抱え込まないで、市や地域、その他のサービス機関を頼って欲しいです。子育てはみんなでやっていきたいと考えています。我慢しないで、周りにSOSを出して欲しい。ママたちの笑顔が子どもたちにとって最高の喜びになると思います。私の子育てのモットーは「お母さんが笑顔じゃないと家庭はまわらん!」です。まずは、お母さんが笑顔になることが一番です。


吉野さんへの取材中、子育てサポート菜の花の石井代表がセンターにお越しになり、お二人が久々に再会され、思い出話に花が咲きました。吉野さんは、以前から、菜の花さんの会員になりたいと考えておられたとのことで、意気投合し、会員に登録されることになりました。まだまだご自身が子育て期の渦中にありながら、疑問に感じたことを放置せず、周りの方の声に耳を傾けながら、即、行動に移されている吉野さん。問題を他人ごとではなく自分事として捉え、ご多忙の中、子育てママを応援するため、軽やかに行動し、できることから解決し続けておられるお姿に、心から敬意を表します。吉野さんのご興味は、今後、変わっていかれるかもしれませんが、飽くなき探求心は変わらないことでしょう。私共、男女共同参画センターにとっても、必要不可欠な存在ですので、子育てママ共々、センターも、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

(令和6年3月取材 男女共同参画センター)

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