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屋形古墳群(珍敷塚・原・鳥船塚・古畑)

最終更新日:

めずらしづか古墳

昭和31年3月 9日 国指定史跡

昭和61年2月25日 名称変更・追加指定

平成15年8月27日 追加指定

平成27年6月19日 追加指定

屋形古墳群は、うきは市吉井町富永字原並びに字古畑に所在する、4基の装飾古墳の総称で、全て円墳ですが墳丘が残っているのは、原古墳と古畑古墳の2基です。

 

珍敷塚(めずらしづか)古墳

珍敷塚(めずらしづか)古墳

屋形古墳群の北端、県道浮羽草野久留米線のすぐ南脇に位置します。古墳は昭和25年に発見されましたが、古い時期に壊されていたようで、絵のある奥壁と壁の腰石が残るのみでした。
奥壁の絵は、赤と青の顔料を使い、岩の地肌を利用して3色の色合いで構成されています。まず、太い線を横に4段描き、その上に弓矢が入った靫を3個、大きく中央に配置し、左と中央の靫の間には大きなワラビ手文様が描かれています。靫の左側上には同心円文、その下にはゴンドラ形の船があります。右側が船首で、舳先には鳥が止まっており、帆のようなものも見えます。冠をかぶった人物が櫂を持っています。靫の右側上には盾もしくは弓を持った人物が立っており、その下には月に住む動物と言われる2匹の蟾蜍(センジョ ヒキガエルの意)が描かれています。
この古墳の壁画には線だけでなく、点を多用していることも特徴のひとつです。

原(はる)古墳

原(はる)古墳

珍敷塚古墳の南110mに位置する径約12.4m、高さ約3.5mの円墳で、内部主体は西に開口する全長8.9mの単室の横穴式石室です。奥壁の腰石と側壁の一部に赤色の壁画が残ります。奥壁の絵は、中央に準構造船のような大型の船が描かれています。右側が船首で、大きな櫂が2本描かれています。船上には弓を持った人物と櫂を操る人物が乗っており、馬もしくは遺体を納めた屋形を見ることができます。船尾の近くには3個の靫が、また、右上部には弓を持った人物が描かれています。奥壁は採石のため一度抜き取られ戻されましたが、反対向きに置かれたため、壁画が外を向いて保存されています。

鳥船塚(とりふねづか)古墳

鳥船塚(とりふねづか)古墳

原古墳の南135mに位置する円墳で、内部主体は西に開口する単室の横穴式石室ですが、奥壁の腰石2段が残るだけで石室は破壊されています。奥壁の絵は、2段目には大きな盾が描かれ、1段目には同心円文と船、2個の靫が描かれています。船は人物が乗った大型の船で、帆を張る柱は2ヶ所、大きな櫂もあります。船の舳先と艫には鳥が各1羽止まっています。

古畑(ふるはた)古墳

古畑(ふるはた)古墳

鳥船塚古墳の南200mに位置する径約20m、高さ約3m程の円墳で、墳丘は2段築成で段築面に円筒埴輪が並んでいました。内部主体は南西に開口する副室の横穴式石室です。奥壁の鏡石には赤色で同心円文・三角文・人物が描かれています。

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