職場や地域での人間関係に悩んでいませんか?
人間関係は、自己肯定&他者肯定の姿勢で築きましょう。
人は成長の過程で認められ、愛され、成功体験を重ねることで、「自分は価値のある存在」「自分はこのままでいい」という自己肯定感を育みます。
困ったことが起きたとき「○○さんのせいだ」と他人を責めてしまったり、「どうせ私が悪いのよ」と自分を責めてしまうことはありませんか。自己肯定感が育まれていないと、人を攻撃したり(=他者否定)、自分を卑下する(=自己否定)癖がつき、良好なコミュニケーションがとれません。
批判や非難、攻撃を好む他者否定型の人にとって、自分に自信が持てず、劣等感や自己卑下、ねたみなどに支配されている自己否定型の人は、かっこうの餌食になり、無意識のうちに、引きつけ合い共依存の関係に陥ってしまいます。
例えば、自己否定型の新人が小さな声で「お、おはようございます・・・」と言いました。他者否定型の先輩の怒りを買い「はぁ?聞こえないわよ!」と怒鳴りつけられることに・・・。
ところが、自己肯定も他者肯定も出来る新人だと、にっこり笑って堂々と「おはようございます!先輩、今日もしごいてくださいね~」と挨拶できます。先輩も「最近の新人は怖いもの知らずね。今日もしごくわよ」と笑顔で終わります。
不安に思って、ため息ばかりついていたり(=自己否定)、相手に聞こえるようにわざと舌打ちしたり(=他者否定)は、とても無駄な時間です。ゆがんだ考えにとらわれず、「ありのままでいい」と自分の今の状態を認めて受け入れましょう。
自分を信じ、他人を信頼する「私はOK、あなたもOK」で、自分の心をコントロールできれば、人とうまく関われるようになります。
下平久美子著 「コミュ力」アップ実践講座より