江戸時代、有馬藩の城下町久留米と天領日田を結ぶ豊後街道の宿場町として栄えたうきは市吉井町。筑後川に堰を築き、水を引き込み、豊かな農産物が育ち、酒造業、製麺業、精蝋などの産業が生まれ財を蓄えます。今ある白壁土蔵の家々は、明治初期までに、三度もの大火の経験から、防火対策の意味も含め建てられたものです。平成八年に国の文化庁より、「伝統的建造物群保存地区」に福岡県内で第1号の選定を受け、町並み保存に取り組んでいます。その町並みを背景に「筑後吉井おひなさまめぐり」を平成五年より始め、今年30回を迎えます。
うきは市吉井町のおひなさまの大きな特徴は、宿場町いわゆる庶民のおひなさまと言える「おきあげ」と「箱雛」です。「おきあげ」とは、おひなさま、歌舞伎や浮世絵を題材に、各家々の女性が手作りしたのものです。羽子板の押し絵と同じように下絵を描いて、厚紙に写し、綿をのせて、着物のはぎれ等の布地でくるみ、貼り合わせていきます。その中に細く削った竹を取り付け、当時はワラや畳のへりに挿して「箱雛」の周りを彩るように飾りました。
展示会場や、商店、公共施設に飾られています。おひなさまたちに囲まれて、吉井の町並みをのんびりと、そぞろ歩きしてください。
期間中様々なイベントを開催しています。
詳しくはうきは観光みらいづくり公社ホームページ(外部リンク)でご確認ください。
開催日時
令和4年2月11日(金曜日・祝日) ~ 4月3日(日曜日)
10時00分~17時00分 (但し営業している場合はその限りではありません)
開催場所
うきは市吉井町一帯 (白壁通りほか)
駐車場(無料)
うきは市白壁ホール(文化会館)駐車場
主催
筑後吉井おひなさまめぐり実行委員会
後援
うきは市、うきは観光みらいづくり公社(外部リンク)
協賛
筑後川温泉旅館組合・原鶴温泉旅館協同組合